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撮影前に、一流高級ホテルのトイレに入った。
ウォシュレットが壊れていた。
すごい勢いで水が飛び出し、どのボタンを押しても止まらない。
「いてて」と言いながら、必死で止める方法を考えた。
「止まる」のボタンはボロボロだった。
すでに多くの女性が、この体験をし、必死でこのボタンを押した証だ。
横にジャンプして便器から遠ざかることを思いついた。
ジャンプした瞬間、水は鉄砲のごとくトイレのドアにドドドと直撃した。
唖然とその光景を眺めた。
やがて「あら?誰もいないのね」
とばかりにぶっ壊れウォシュレットは引っ込んだ。
正月号の『プレジデント』。
素敵に映る私の写真の衣装。
背中は水でびちょびちょである。
ジャンプしたときの、水との戦いの跡である。
私らしい一年の締めくくり。
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