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私の恋はN.Y.から始まった。
私は女優の卵、
彼はパイロットを目指す若者。
ニューヨークにダンスのレッスンに
行った帰り。「ヘイ!タクシー」と
タクシーを止める彼の姿はカッコよく、
夢のような日々だった。
だが、帰国して数年がたち、私は
女優にはなれずタレントになっていた。
おまけに高齢の父のボケは始まる。
そこへ、かつての恋人"ロバート"
(日本名:ただし)が帰国。
ここから、恋と介護に引き裂かれ、
揺れ動く、怒涛の日々が始った……。
毎日のウンコとの闘い、
その間をぬって続く仕事とデート。
怒鳴りつけられるかと思っていた結婚の
申し込みがすんなり受け入れられたかと
ほっとすれば、結納の場で、
父はそのことをすっかり忘れている……。 やっとの思いで父を見送ってみれば
恋人は言った。
「二世帯住宅を立てようと思うんだ。
きみ、僕の親の介護をしてくれる?」
笑ってはいけないと思いながらも
思わずクスクスっとし、片方で熱く
こみ上げてくるものを感じさせる、
著者の新境地を開く
ドキュメントエッセイ。
ゲラゲラ笑いながら読んでたのに、
気がつくと泣いている。
そんな本です。
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