芸術に溺れる

デヴィッド・ルヴォー演出
ETERNAL CHIKAMATSU
-近松門左衛門「心中天網島」より-
    

観た。

今、私がたまに歩くあの曾根崎新地での昔の遊女と、現代の風俗嬢と、私自身がつながった。

哀しくみじめで切なく苦しく、ここまで生きるって苦しいのかと思った。

最初観た時、「なんだこれは!」と、解釈する前に脳みそがフリーズした。

芸術は、人の古い価値観をぶっこわし、「これが理解できる?」と凡庸な人々ののど元に短剣をつきつける狂気がある。

はたして、私が見たものは、みじめな女の話なのか、バカな男の身勝手さなのか…。

違った。2回観てわかった。

哀しい物語の中に、まぶしいほどの生きる光がみなぎっていた。

そう。哀しいだけなら誰が2回も見よう。

哀しさの中で自分の胸を突き刺す光を浴びに行ったのだと、2回観て、わかった。

芸術って、自己崩壊⇒理由はわからないがなぜか魅入られる⇒新しい自分が誕生する。

そういう力がある。

深津絵里さんがすごいのか、七之助さんがすごいのか、デビットルボーがすごいのかわからない。

でも、私のどこかが変わったのを着実に感じる。

自己変革のチャンスって、実は観劇にもあるねんでー。

好きなもの。

宝塚。

吉本新喜劇。

デビットルボー。

・・・や。

 

 

Leave a reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

遙洋子

遙洋子

現在の仕事

 

 

アーカイブ

最近のコメント

top